【特別編】新型コロナウイルス肺炎の漢方療法(続)
【特別編】新型コロナウイルス肺炎の漢方療法(続)
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普段は特定の動物と共存している
新型コロナウイルスの感染が中国の武漢から世界中に広がっていて、終息の見込みが立っていません。
コロナウイルスは自分で生きていくための細胞を持たないので、常に他の生物と共存して生きています。
共存動物の存在は明らかになっていませんが、なぜかそこから飛び出して人類にとりついてしまいました。
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化学薬品の使用は危険
ウイルスの性質上、コロナウイルスも人類と共存をはかろうとしますが、解熱剤、抗生物質、その他の薬剤で殺そうとすると、上気道から奥へ逃げ延びようとして、肺の方へ住みかを移動することが考えられます。
元々ウイルスは体温が低くなると増殖し、薬剤を使うほど変異を早める性質があります。
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ウイルスは化学薬品を使うほど変異をして耐性ウイルスになる
解熱剤で体温を下げて、抗生物質で変異を促進すると、ウイルスにとって住みやすい環境になってしまいます。
ヒトの体には、元々ウイルスなどから体を守る免疫機構が備わっていますので、それを阻害する行為をしてはいけません。
体内にウイルスが侵入すると免疫機構が働き、白血球などの細胞がウイルスを攻撃してくれます。
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化学薬品は免疫活動がフル回転しているときに足を引っ張る
さらに、脳から体温を上げる指令が出され、ウイルスの増殖を抑えて、白血球の働きを活発にして免疫機能を高めてくれます。
そして、私達の体には体温調節機能が備わっていて、41℃以上に体温が上昇するのを防ぐメカニズムを持っていて、脳が熱で損傷を受けないようになっています。
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脳の障害は脳にウイルスが侵入することで起きる
よく聞かれることですが、「ウイルス感染の高熱により脳に後遺症を残した」は間違いで、「ウイルスの増殖により、ウイルスが脳にまで侵入して後遺症が残った」が正解です。
また熱によりウイルスが脳に入りやすくなることもありません。
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子供や化学薬品を多く飲んでいる高齢者は危険
子供においては、臓器が未発達で、特に腎臓と肝臓のキャパシティが少ないので、化学薬品などが使われると、その解毒などの代謝にエネルギーを奪われてしまいます。
ですから、ウイルスを排除するための免疫機構に使えるエネルギーが不十分になり、さらなるウイルスの増殖を招くことが考えられます。
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熱は体を休ませるサイン
ウイルス感染症で一番いけないのは、仕事が休めないので早い段階から解熱剤を飲んで活動して、ウイルスを増殖させて、拡散させてしまうことです。
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漢方薬は食事が出来ないときでも安全
漢方療法は、内臓のエネルギー消費効率を最適化することで、免疫細胞に最も効率よくエネルギーが供給できるような体内環境に持っていくことができます。
その結果、短期間で安全に治療ができるものと考えております。
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スペイン風邪でも使われた『柴葛解肌湯』が有効
家庭で漢方を利用する場合には、処方の選別ができませんので、ウイルス感染症の初期から後期にまで対応できて、2歳未満から服用できる、『柴葛解肌湯《さいかつげきとう》』を常備薬として準備されておくことをお勧めしております。